濃厚な甘い香りを持つ精油で、花のなかの花(マレー語)に由来しています。
蒸留過程で4段階の品質に分けられ、「エクストラ」は一番最初に蒸留した最高品質のものです。
そのエクストラには、エステル類が多く含まれ、最後に抽出される精油は、エステル類は殆ど含まれていません。
*エステル類は、鎮静作用や抗けいれん作用があります。
香りの違い
花の収穫方法、精油の抽出方法により、香りが大きく変化します。
F社の精油は、濃厚な甘い香りですが、L社の精油は甘さが軽くなります。
同じグレードでも、メーカーにより変わりますし、またその年の天候によっても香りが変わるので、色々調べていくと楽しいかもしれませんね。
芳香浴としての利用
- 緊張状態が続く時
- 高血圧の方
- てんかん症の発作前のケア
ハンカチやティシュなどに、1滴もしくは2滴(多過ぎる量は不可)垂らし嗅いでみたり、または枕元に精油を垂らしたハンカチや、ティシュを置くのもOK。
イランイランの甘い香りが苦手な方には、スイートオレンジやマンダリンなど、柑橘系の精油とブレンドすると、甘さが軽くなります。
香水の原料としても、使用されています。
科名 | バンレイシ科 |
学名 | Cananga odorata |
産地 | マダガスカル・フィリピン・インドネシア |
採油方法 | 花・水蒸気蒸留法 |
揮発速度 | ミドル~ベースノート |