ドロドロ…余り良い言葉ではないですね
精油を買ってから、暫くするとドロドロになっていた経験はないですか?
香りもフレッシュさが消え、酸化してしまったような匂いになっていたとか…。
柑橘系の精油は、開封後半年しか保存が出来ません。
果皮から圧搾するので、不純物が入りやすいという事と、酸化しやすいという理由からです。
その他の精油は、約1年くらいです。
では、なぜ日にちが経つと、ドロドロになるのでしょう?
それは重合といって、分子量の小さい物質が結合を繰り返し、分子量が大きい物質になるから、ドロドロになるんですね。
小麦粉を例にしますと、初めはサラサラしていた小麦粉ですが、水を加えていくと、ネバネバになりダンゴになる感じですね。
その他にも、物質が酸素と結合し、変化することを「酸化」といいますし、水分子と反応して「酸」と「アルコール」に分かれることを、「加水分解」といいます。
このようなことが、小さな精油瓶の中で徐々に起きてくるので、フレッシュな精油を扱うことが大切となります。
勿論、アロマサロン心花ではフレッシュな精油のみを、使用しております。
余談ですが、私が初めてエッセンシャルオイルを買ったのは、今から20年位前になりますが、当時は海外からのお取り寄せでしたので、価格も高く勿体ないから使えなかったのです。
そうこうしているうちに、「重合」が起きたのでしょう。
ドロドロになった精油を、キャリアオイルで薄めて使って、次の日の朝、見事にかぶれていた…経験があります。
しかも、お腹と足に塗ったので、人前で掻くに掻けず辛かったです
我が身をもって、精油の扱い方を特訓しました
そして、その経験を皆様にお伝え出来ると自負しております。