グレープフルーツの香りは、体脂肪の燃焼を促進するホルモンの分泌を、促す効果があるといわれています。
それは、グレープフルーツの香りを嗅ぐことで、交感神経が活性化し、ノルアドレナリン(血圧や心拍数を高める)が分泌するからです。
ノルアドレナリンの分泌により、脂肪燃焼調節機構であるUCPに変換されて、脂肪燃焼するということです。
また、リンパを刺激して、体内の老廃物を排出させるため、セルライトにも有効と言われています。
精油が含まれている部分が、果皮の深部にあるので、他の柑橘よりも採油率が低いのが特徴です。
目次
主な成分
- d-リモネン
- α-ピネン
- β-ピネン
- ヌートカトン
- フロクマリン
作用
d-リモネン
- 血流を促す
- 消化器系蠕動運動を促す
- 肝臓強壮
- 腎臓活性化
α-ピネン・βピネン
- 強壮作用
ヌートカトン
- 交感神経活性
- 脂肪燃焼
フロクマリン
- 紫外線吸収(太陽に当たると色素沈着する)
グレープフルーツと薬の関係
処方薬の薬袋に、「グレープフルーツジュースを摂らないでください」と書いてあるのを、見かけたことがあると思います。
それは、薬と同時に摂取した場合、血中の薬の濃度が上がり、副作用が起きることが分かったからです。
グレープフルーツには、フロクマリンという成分がありますが、そのフロクマリンが解毒を行っている酵素を、阻害しているようです。
高血圧の薬や、心臓の薬を飲まれている方は、グレープフルーツの精油も、使用は控えてくださいね。
科名 | ミカン科 |
学名 | Citrus paradisi |
産地 | アメリカ・イスラエル・ブラジル |
採油方法 | 果皮・圧搾法 |
揮発速度 | トップノート |
※光毒性があるため、使用後は直射日光を避けてください。