毎年、3月中旬を過ぎると、いつ桜が開花するかと気になりますね。
段々と太陽の光が強くなり、ポカポカ陽気になる頃、一斉に桜の花が開き始めて、心もウキウキします。
そして店先では、桜の葉を使った和菓子や、最近では桜の花のおこわも目につきます。
桜の香りは、生きている花や葉には、余り感じませんが、乾いた状態や塩漬けになると香りが出てきます。
その香りの成分が、クマリンという物質です。
目次
クマリンを含む精油
クマリンを多く含む精油に、トンカビーンズという精油があります。
1800年代に、香水の原料としても使われていました。
クマリンは、フェノール酸系のポリフェノールで、リラックス効果があります。
また、血栓予防の薬としても、使われているようです。
香り
パウダリーな甘い香りです。
桜の葉の香りや、カラメル(甘さの中に苦味がある)の香りを連想します。
お菓子などの香り付けに、トンカビーンズが使われています。
成分と作用
トンカビーンズはクマリンを多く含みますが、その他にも以下の成分が含まれています。
これらの成分と作用をご紹介します。
- クマリン
血行促進・抗酸化・抗菌作用など - 1.8-シネオール
抗炎症・去痰・抗菌作用など - g-ツヨン
鎮静作用 - カンファー
血行促進・消炎作用など - β-カリオフィレン
鎮痛・抗うつ・抗炎症作用など
科名 | マメ科 |
学名 | Dipteryx odorata |
産地 | フランス |
採油方法 | 実・溶剤抽出法 |
揮発速度 | ミドルノート~ベースノート |
クマリンは、肝毒性の報告がありますが、大量に飲用したり常用しなければ、特に問題はございません。
桜の香りレシピ
トンカビーンズの精油があれば、桜の香りを表現したフレグランスを作成しやすいのですが、レアな精油なのでなかなか店先で手に入れることができません。
そこで、トンカビーンズなしで、桜をイメージしたブレンドを紹介します。
- ジャスミン
- サンダルウッド
- バニラ
1:1:1の配分でも、パウダリーな桜のイメージが表現出来ますが、花のイメージを強調したい時は、ジャスミンを2、他の精油を1の配分でも良い香りがします。
アロマ講座
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