手入れをしなければ、2~3メートルまで成長する多年草です。
花は、1年おきに咲きます。
ツボミの時は、淡いピンク色をしていますが、花弁(内側)は黄色と赤で、鮮やかな色をしています。
精油には、防虫効果がありますが、生花は、蟻さんに好まれているようで、花をよく見ますと、小さな蟻が付いています
目次
月桃の香り
香りは、花にはなく、葉に芳香成分があります。
スッキリとした香りの中に、甘さがある香りです。
フラゴニアという精油の香りにも、似ています。
月桃の産地
沖縄原産の月桃は、学名をAlpinia zerumbet、台湾北部原産の月桃はAlpinia uraiensis、沖縄産と台湾産をかけあわせた月桃は、Alpinia zerunbet var.excelsa(タイリン月桃)といいます。
日本産の精油を買い求める際は、学名で判断をして下さいね
月桃の別名
沖縄では、サンニンとも呼ばれています。
また、旧暦の12月8日に健康・長寿の祈願の為に、カーサームーチという餅を食べます。
その餅を包む葉が、月桃です。
月桃の効能
ショウガ科の植物ですので、冷え性の方にオススメです。
また、ポリフェノールを多く含むので、生活習慣病(高血圧・糖尿病)の予防や抗酸化作用(老化予防)があると言われております。
月桃の葉茶
女性にとっては、嬉しい効能が沢山詰まった葉ですから、お茶として摂り入れたいですよね♪
独特の癖がありますので、葉を乾燥させてから、1×1センチくらいに刻み、紅茶や他のハーブと合わせて飲んでも良いですが、一番は生の葉茶がオススメです。
葉を刻んでから、お湯を注ぐだけ♪
簡単でしょ
口をスッキリさせたい時にも、オススメです。
沖縄以外でも月桃を育てたい
沖縄に行くと、あちらこちらで月桃が咲いています。
中には、3メートル近くまで伸びて圧巻でしたよ
(ちなみにタイリン月桃は、沖縄産月桃より大きくなります。)
日本で育てられるのは、沖縄と九州が適した環境とのことでしたが、東京でも育ててみたくなりました。
そこで現地で種を買い、庭に植えてみました。
西日が当たる場所、南側、東側、何処から芽が出るのかが分からなかったので、色んな場所に種を蒔きました。
でも、芽が出たのは南向きで、日中は日陰にならない場所だけでした。
亜熱帯の植物だけに、難しいのかもしれませんね
南国の植物なので寒さ対策が必須
芽が出たら、しめたものです
地植えですので、そんなに手間もかからず、放置していても大きくなります。
でも冬場の霜には注意してくださいね。
霜に当たると、枯れます
霜対策は頭を悩ますところですが、安価で簡単に出来る方法があります。
それは、透明なポリ袋を切り開き、つなぎ合わせるだけです♪
簡単でしょ(色がついたポリ袋は不可)
ちょっと見るには、カッコ悪いですが冬場でも枯れることなく、しかも安くて簡単に出来るのは、これしかありません!
皆さまも、お試しください
科名 | ショウガ科 |
学名 | Alpinia Zerumbet |
産地 | 日本 |
採油方法 | 葉・水蒸気蒸留法 |
揮発速度 | ミドルノート |