お顔の中心に鎮座している鼻。
鼻が小さい&大きい。
低い&高いなどで悩み多い場所ではありますが、本日は「機能」としての鼻について書きたいと思います。
目次
呼吸器としての鼻
私たちは、酸素を鼻から吸って二酸化炭素を出す呼吸をしています。
どんな強靭な肉体を持っても、呼吸が出来なければ死んでしまいます。
また、鼻腔では、温度と湿度を調節してから、肺に空気を送り込んでいます。
空気が冷たい場所(北方系)に住んでいる人は、鼻の中で空気を充分に温めなければならないので、空気を温めるスペースが広く(長く)なければなりません。
そのため、北方系の人々の方が鼻が高いと言われています。
赤い鼻
赤い鼻というと、真っ赤なおハナのトナカイさんが♪と歌ってしまいそうになります
寒い季節に鼻の頭が赤くなるのは、冷たい空気を鼻腔で温めるために、鼻に血液が集まり赤くなります。
トナカイといえば、クリスマスの時期ですから、赤いお鼻は理にかなった歌詞ですね♪
でも、寒さとは関係なく、鼻の頭が赤く、毛細血管が目立って来たら要注意ですよ。
アルコールや香辛料の摂り過ぎにより、それらを処理する肝臓に負担がかかります。
すると肝臓で血液が停滞するために、血行不良となり毛細血管が拡張します。
常に赤い鼻や毛細血管が目立つ鼻を、酒渣鼻(しゅさび)といいます。
酒渣鼻になってしまったら、肝臓が悲鳴を上げている状態です。
真っ赤なお鼻の~なんて笑っている場合ではないですよ。
鼻づまり
鼻水が多くても、鼻が詰まっていても息がし辛く、酸素を普段通り取り入れられないことから、ボーッとして来ます。
鼻での呼吸がし辛いので、口を開けての呼吸になります。
口には、鼻のような細菌やゴミなどを排除する機能がないので、口から入ったものは、そのまま体内に入ってしまいます。
簡単に外界からの異物が、体内に侵入してしまうので、風邪をひきやすかったり、異物を処理する能力(キャパシティー)が越えてしまいます。
また花粉症は、口呼吸する人に多いという説もあります。
鼻が悪い⇒口呼吸⇒更に鼻が悪くなる状態です。
においを嗅ぐ
鼻は、吸った空気の温度や湿度を調節して、体内に取り入れたり、体内に異物を入れないために、鼻毛で濾(こ)し取り、鼻水やクシャミとして体外に出す機能があります。
また、身体が危険に晒されないように、においで事前に察知するのも鼻の機能です。
におい物質を、認識し判断する経路については、こちらを⇒香り効果
形より機能が大事
鼻というと鼻が持つ機能より、形を意識してしまうのではないでしょうか。
私も、子供の頃から学生時代にかけ団子鼻を気にしていました。
成人するとキレイに見える鼻と、自分の鼻を比べて、どうすればキレイに見えるかと考える時もありました。
でもひと度、鼻の調子が悪くなると(鼻水・鼻づまり)、鼻を意識しない普通の状態が如何に幸せなことかとわかります。
形にばかり囚われず、機能を全うしてくれる鼻、ひいてはこの身体をくれた親に感謝していきたいですね。
そうそう団子鼻、嘆く必要はないのです。
大きな鼻は、呼吸器がしっかり出来ている証拠なんですよ。
骨格、内臓ともに元気♪だから、鼻も立派になるのです。
団子鼻で生まれたことは、健康的な身体で生まれたのです。
嬉しく思えませんか?