今迄心花のブログでは、個人的なことは書かないようにして来ました。
でも、本日は、どういう気持ちで、何を目指しているのかをお伝えしたく、ブログで書くことにしました。
心花は、平成25年5月にオープンしましたが、開店準備を始めたのは平成24年の8月からです。
当時、色々と悩みを抱えていました。
明るい兆しなど何一つなく、途方に暮れていたのですが
同じ悩むなら、夢であったサロンオープンさせることに悩もう!と決め
準備を始めました。
そんな矢先の平成24年10月に父が倒れました。
風邪をこじらせ、肺炎になったことが原因ですが、肺気腫(倒れた後に家族に医者から告知される)があるので、健康な肺がわずかしかなく人工呼吸器をつけることとなりました。
一時は生死を彷徨いましたが、何とか危機は脱し安定して来たので、人工呼吸器は離脱でき、父の看病をしつつ平成25年5月に心花をオープンいたしました。
父は、数ヶ月置きに入退院をする状況でしたが、最初に救急搬送された日から3年間元気でいてくれました。
外食に一緒に行ったり、買い物に行ったり、父が望んでいたバーベキューに連れて行くことは出来ませんでしたが、それなりに思い出をたくさんつくれました。
平成28年3月、桜が満開でしたので、父は花見をしたいと言っていたのですが、環境の変化から体調を崩すので、通院日に花見をしようと話をしていました。
そして、平成28年4月に検診を受けに病院へ行きました。
レントゲン・血液検査・尿検査ともに値が良く、ホッとしながら、病院の庭に咲く桜を鑑賞しました。
(皆で写真を撮れば良かったと、凄く後悔)
いつも通院から戻ると、父を降ろした後に酸素ボンベを車から出して、ボンベを父に渡し、父はボンベを杖代わりにして玄関入るのですが、その時は何故か父の背中が名残り惜しく、玄関にから部屋に入るまで見送っていました。
最初に異変に気づいたのは、母でした。
父の唸り声が聞こえてきて、部屋に行くと父は顔面蒼白だったそうです。
母からのコールで父の部屋に入り、息をしていないことを確認し心臓マッサージをしました。
体重が身長が180センチ、体重が80キロ近くあるので、軽くはないのですが私も必死だったのでしょう。
時折抱き起こしながら、救急車が来るまで心臓マッサージをしました。
幾ら親子でも、人工呼吸(マウスツーマウス)が出来ませんでした。
でも、心臓マッサージをする際、口から空気が漏れる音がするのです。
肺に空気が入っているんだと、それだけが頼りでした。
しかし、搬送先の病院で蘇生を施したのち、死亡診断となりました。
呆気ない最期でした。
父は、4人兄弟の長男ですので、亡くなったことを叔父叔母に連絡すると、叔母が癌で入院していることを知りました。
それも珍しい癌で、治癒の見込みがないことも…。
父が亡くなった1ヶ月半後に、叔母も亡くなりました。
たった1ヶ月で身内が2人もいなくなるのは、耐えられませんでした。
命ってなんだろう?
人生ってなんだろう?
毎日考えていました。
私が生まれたのは、父が28歳の時です。
なので、単純に計算して私の寿命は、あと28年となるでしょう。
あと28年で、人生の終わりを迎えるならば、今迄都合が合わず出来なかったこと、諦めていたことを、やって行こうと考えました。
その1つに、バスの運転手がありました。
元々、車の運転が大好きで、20歳の頃はマイカーに手を加えては、休日峠道を走行する日々を送っていました。
スムーズに且つ迅速に、ギアーダウンしコーナー突入、フルパワーでコーナーを抜ける…
…なんてことをしていたので、次は大型車を運転してみたいな~と思っていました。
でも、家族が許す訳もなく、また免許を取ったところで、働く場もなく諦めていた過去があります。
残りの人生が、28年しかないならば、今、ここで叶えず何時出来るんだ?という思いに拍車がかかりました。
ちょうどその時に、夫がバス会社様と婚活バスを運営し始めた時で、トントン拍子に話が進みました。
教習所に通い、試験を受け思い立った日から、19日間で免許証を手に入れました。
悲しみのどん底から、一転して嬉しかったですね。
小さな幸せが寄り集まって、大きな幸せになるのだと実感できた時でした。
幾ら頑張っても、夢が叶わない時もある。
でも、叶う時はトントン拍子に行く。
諦めなければ、どんな夢も実現するのだと思いました。
アロマサロン心花は、3年目に転機を迎えたわけですが
私が勤務しているバス会社様は、観光バス(路線バスと観光バスがあります。)なので基本、日曜日と祭日が私の勤務日です。
十分両立が出来ます。
友人には、全く関連性がないし、仕事の両立なんて、無理!と言われましたが
厚切りジェイソンさんの言葉を借りて
二足のわらじを履くからこそ広がる世界がある!
と行きたいですね。
皆がやっていることを、やったところで先が見えています。
やってないこと
タブーと言われていることを、やってこそ新しい道が拓ける。
新たな挑戦です。
バス運転手とセラピストを、自律神経に例えるならば
大人数の生命を預かるバス運転は、交感神経。
アロマは香りで癒される、副交感神経。
ON、OFFを上手く切り分け、皆さんにとっても快適な生活が送れる提案を、送り続けたいと思っています。
過酷さを知っているセラピストだからこそ、伝えられるものがあると思っています。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。