なぜ、アロマ(エッセンシャルオイル)の香りを嗅ぐと、リラックス出来たり、リフレッシュ出来るのかをご存知でしょうか?
目次
香りを感じる仕組み
目の前に、エッセンシャルオイル(精油)が入った瓶があります。
その瓶の蓋を開けた瞬間に、香りの分子がフワフワと飛んで来ます。
香りの分子は、まず私たちの鼻の粘膜に着きます。
粘膜には粘液で満たされています。
香り成分が、その粘液に溶け込みます。
粘液に溶けた化学的情報が、嗅毛というモップみたいな毛の束にキャッチされます。
この嗅毛は、粘膜に生えている毛で約2,000万本あり、1本1本違う働きをしています。
(地球上にある香りは、40万種類あると言われています。
それに比べて、香りをキャッチする嗅毛は、2,000万本ですから余裕で嗅ぎ分けれますね。)
そして、嗅毛に取り込まれると、嗅細胞が興奮し嗅神経を伝わり、嗅球(眼窩下・終脳末端)に伝達されます。
嗅球から嗅索を通り、嗅覚中枢(大脳辺縁系・大脳皮質嗅覚野)に到達します。
嗅覚野では、情報分析をしたのち、においを識別します。
におい物質⇒鼻にある粘液に溶け込む⇒嗅毛⇒嗅細胞⇒嗅神経⇒嗅球⇒嗅索⇒嗅覚中枢
古い脳・大脳辺縁系
においは、唯一古い脳と言われている大脳辺縁系に、働きかける物質です。
大脳辺縁系は、本能(先天的に持っている行動様式)と情動(嬉しい・悲しい・怒りなど)を司る場所でもあり、記憶や自律神経(循環器・呼吸器・消化器などを24時間調整している神経)に関与している場所でもあります。
そこに、香り成分が電気的パルス(電流波形)に形を変えて、脳に到達することで
- 良いにおいだ
- 臭いにおいだ
- 子どもの時嗅いだ、お母さんの匂いだ
など嗅ぎ分けが出来ます。
また、普段私たちが忘れていた記憶を、においを嗅いだことで、思い出すこともできます。
そして、好ましいにおいを嗅ぐことで、脳が「快」と感じます。
快と感じることで、ストレスによって滞っていた部分が、解放されます。
大脳辺縁系に刺激が行くということは、生命維持をしている視床下部(自律神経)やホルモン調整をしている下垂体にも刺激が行くということです。
植物にとってのエッセンシャルオイル
エッセンシャルオイル(精油)は、植物にとって
- 生理活性物質
- 誘引作用(鳥や虫などを誘い繁殖する)
- 忌避作用(植物にとって害のある生き物を排除する)
- 抗菌作用(カビなどから身を守る)
- 冷却作用(暑さから身を守る)
など作用をもたらしています。
今、私たちが具合が悪い時に飲んでいる薬は、元は植物から作られています。
その場所でしか生きれない植物は、自分にとって生きやすい場所を、自ら作り出さなければなりません。
そして動物は、環境を変えて生きることが出来るので、植物のような作用をもたらす精油は作り出せません。
その変わり、植物が持つ精油を動物は取り込むことができます。
話は長くなりましたが、今、あなたが心地良いと感じた香りは、あなたにとって必要な香りです。
ストレスを感じて、ガチガチになってしまったときは、ぜひアロマテラピー(芳香療法)でストレス解消してくださいね。
昨今では、エッセンシャルオイルも気軽に手に入るようになりましたが
- 質
- 鮮度
- 価格
など、色々揃えるには大変です。
アロマサロン心花では、常時50種類の精油を用意しております。
アロマサロン心花で、あなた好みの香りを見つてみてはいかがですか?