エゴノキ科の大木から採れる樹脂を、溶剤抽出法で採り出したものが、ベンゾインと呼ばれる精油です。
ベンゾインの産出国は、スマトラとタイです。
スマトラ産より、タイ産のベンゾインは、バニリンを多く含むので香りが良いですが、生産量が少なく現在流通している殆どは、スマトラ産となっております。
別名を安息香といいます。
目次
香り
香りは、甘いバニラの香りで、他の香りとブレンドしますと、香りの保ちがよいです。
古くから薫香として使われて来ました。
(精油を含む樹脂を、焚いて香りを漂わせる)
ぽわんと和む香りなので、仕事中や勉強中には向きません
主な成分
- 安息香酸コンフィニル
- カルボン酸エステル
- バニリン
作用
- 鎮静・鎮痛作用(安息香酸コンフィニル)
- 抗炎症作用(カルボン酸エステル)
- 抗酸化作用(バニリン)
乾燥肌や、しもやけ・あかぎれに効果的です。
明るい気持ちにさせてくれる精油なので、気持ちが滅入る時にもオススメです。
眠気を誘うこともあるので、集中したい時の使用は避けた方が良いです。
科名 | エゴノキ科 |
学名 | Styrax benzoe |
産地 | スマトラ・タイ・ジャワ島・インド・マレーシア |
採油方法 | 樹脂・溶剤抽出法 |
揮発速度 | ベースノート |