マジョリカブルーのような青色のハーブティーを、ご存知でしょうか?
マロウブルーも、抽出時は青色をしていますが、お湯で抽出しようとすると、青色は一瞬で変化してしまいます。
でも、今回ご紹介するティーは、熱などの刺激を受けても色が変わらず、美しい色を楽しめるティーです。
目次
バタフライピー
その美しい色が出るハーブティーは、名前を「バタフライピー」と言います。
バタフライは蝶ですが、最初この名前を聞いた時に連想したのは、PEE…オシッコです。
品がないのがバレてしまいますね(^_^;)
スペルは、PEEではなくPEAとなります。
医療関係の方なら、無脈性電気活動を連想するでしょうか?^^;
PEAは、えんどう豆のことです。
そして、バタフライピーの和名は、「蝶豆」と言います。
直訳名ですね(笑)
花が咲いた後に、莢(さや)が出来て、その見た目がえんどう豆に似ています。
また、その豆は食用にすることも出来ます。
それが、名前の由来です。
科名 | マメ科 |
学名 | Clitoria ternatea |
産地 | 東南アジア・インド |
性質 | 蔓(つる)性で、草丈3メートルほど。開花時期初夏から秋にかけて |
効果・効能
バタフライピーの色は、ポリフェノール(抗酸化作用)の一種であるアントシアニンによるものです。
アントシアニンといいますと、ブルーベリーが有名ですが、そのブルーベリーより3~4倍含有量があるとか。
色を目で楽しみ、身体(目とアンチエイジング)にも良いなんて魅力的ですね。
飲み方
バタフライピーの色は、強烈なインパクトがありますが、味は殆どありません。
無味に近いだけに、好きな味をつけて楽しむことが出来ます。
マロウブルーは、水で抽出する方が美しい色が出ますが、バタフライピーは熱い湯の方が色が出ます。
バタフライピーをお湯で抽出すると、深海のような神秘的な色が出ます。
そこに、レモン汁を注ぎます。
赤紫色になります。
飲み物としては、赤紫色の方が美味しそうですね。
深めのグラスに注げば、色の移り変わりも楽しめます。
バタフライピーを煮出した後、寒天などで固めれば、「これ食べれるの??」みたいなゼリーが出来ます。
鉱物にも見えて来ますね(笑)
アレンジ次第では、不思議なデザートが作れそうです。
ハーブティー・レシピ
材料
- バタフライピー・つぼみ3つ
- 砂糖または蜂蜜・ティースプン1杯(お好みで)
- レモン汁小さじ・2分の1
- 湯・200CC
- 湯の中にバタフライピーを入れて、3分程おきます。
- 砂糖または蜂蜜で、味を整えます。
- レモン汁を入れると、直ぐ色の変化が置きますので、見逃さないように(^_^;)
また、お子さんには、サイダーに、湯で抽出したバタフライピー(冷ましてから)を注ぎ、色を楽しむのも良いと思います。
ゼリー・レシピ
材料
- バタフライピー・2グラム
- 砂糖・30グラム
- ゼリーの素・5グラム
- レモン・2分の1個(色を変えたい場合)
- 水・200CC
ゼリーの素は、やわらかく且つ透明感があることから、海藻から作られた「アガー」を使用しています。
- ゼリーの素と砂糖を、まんべんなく混ぜ合わせます。
- 水とバタフライピーを鍋に入れ、好みの色になるまで煮出します。
- バタフライピーを取り出して、1を少しづつ入れます。
- (色を変えたい時は、この段階でレモンを入れます)軽く煮立てて、火を止めます。
- 容器に入れて、冷めたら冷蔵庫へ
*レモンは、さっと火を通さないと、固まらなくなるので注意してください。
青いハーブティーで、いつものティータイムが楽しくなりますよ。
アイディアが浮かびましたら、またご紹介したいと思います♪