精油は、釘のような形をした、つぼみから採れます。
そのつぼみは、クローブバッド(Clove bud)と呼びます。
ラテン語では釘を意味するClavusと呼ばれてきました。
香りは、とてもスパイシーな香りで、集中力や気力を高めたいときに有効です。
主な成分
- オイゲノール
- β-カリオフィレン
作用
- 鎮静・鎮痙・局所麻酔・抗菌作用(オイゲノール)
- 抗炎症作用(β-カリオフィレン)
クローブは昔から医薬品としても扱われて来ました。
殺菌・抗炎症作用があることから、現代でも歯科治療薬として(鎮痛剤)使用されています。
クローブの匂いを嗅ぐと、歯医者さんの匂いと連想される方も多いと思いますが、この匂いがオイゲノールの匂いです。
また、オイゲノールには、神経の伝達物質を遮断し、痛みを感じさせなくする効果があります。
その他にも、歯磨剤や口臭予防のうがい薬としても、使用されています。
中国や日本では、丁子(ちょうじ)の名前で広まっています。
科名 | フトモモ科 |
学名 | Eugenia caryophyllata |
産地 | スリランカ・インドネシア |
採油方法 | つぼみ・水蒸気蒸留法 |
揮発速度 | ミドル~ベースノート |
刺激が強いので、使用量に注意が必要です。
前立腺・腎臓・肝臓に疾患がある方は、使用できません。