秋が近づくと、インフルエンザワクチンのことがニュースに取り上げられます。
今年は、インフルエンザA型を2種、B型を2種の4価ワクチンになったそうで、更にニュースでも力説していました。
ワクチンに対しては、色々な説があり、打つか打たないかは悩むところです。
でも、どちらにしても免疫力を強化していれば、どんな病気にも負けることはないですよね。
ということで、免疫力を賦活化(ふかつか・活力を与える)させるハーブといえば、エキナセア♪
エキナセアについて、ご紹介します。
目次
歴史
北アメリカの先住民(アメリカインディアン)が、400年以上前から
- 虫刺され後のケア
- 伝染病のケア
- 傷のケア
- 喉の痛みのケア
として、使用してきました。
1800年後半から1900年代にかけて、ヨーロッパに持ち込まれて、研究が盛んに行われて来ました。
また、ドイツでは医薬品として取り扱われているようです。
花の特徴
花は中輪の大きさ(8cm ~10cm くらい)で、薄い赤紫または白色です。
花びらが成長していくにしたがって、下向きに反り返って来ます。
その姿が、馬簾(ばれん・火消しのまといの下にあるヒラヒラ)に似ていることから、バレンギクとも呼ばれています。
ティーに使用する部分
エキナセアは、9つの種類があります。
そのうちハーブティーとして使われているものは、3種類あります。
- Echinacea angustifolia(エキナセア・アングスティフォリア)
- Echinacea pallida(エキナセア・パリダ)
- Echinacea purpurea(エキナセア・プルプレア)
アングスティフォリアは、全草(花・茎・葉・根)をティーとして使用できます。
パリダとプルプレアは、茎と根がティーとして使用できます。
チンキ剤として
焼酎またはウォッカ100mlにたいして、ドライハーブを10g~15g入れます。
毎日、焼酎&ドライハーブを混ぜ込んだ瓶を、ふりふりしながら熟成を待ちます。
2~3週間経ちましたら出来上がり。
チンキ剤は、風邪やインフルエンザが流行りだしたら、うがい薬として使用します。
主要成分
- 多糖類(polysaccharide ポリサッカライド)
- 配糖体
- フラボノイド
- ポリアセチレン
- ベタイン
- イヌリン
ポリサッカライドは、血糖値を下げたり、細胞内に入ってくるウィルスに対して、不活性化させる力があると言われています。
キク科の植物なので、アレルギーがある方は要注意です。