毎年後を絶たない食中毒。
今年(2016年)3月、農産物直売所で「ニラ」と間違って「スイセン」が販売され、食中毒をおこした事故がありました。
3月の事故は、ニラを育てている畑の近くに、スイセンも育てていたことによる間違えです。
また、つい最近5月29日スイセンをニラと間違えて食べ、3時間後に下痢・嘔吐が続き、31日に食中毒による多臓器不全で亡くなった事故もありました。
「玄関前のニラのようなものを食べた」ということです。
痛ましい事故です。
ニラとスイセンでは、よく五感を働かせれば、違いがあることが分かります。
目次
ニラ
スイセンと比べて
- 葉が薄い
- 草丈が低い
- 葉幅が狭い
- 独特の臭いがある
スイセン
ニラと比べて
- 葉が厚い
- 草丈が高い
- 葉幅が広い
- 臭いがない
事故を防ぐには、ニラとスイセンを同じ場所に植えないことが大切です。
また、ニラとスイセンが手元にある場合は比較しやすいですが、手元にあるのがスイセンだけだったら、草丈・葉幅・厚さが違うと言われても、分からないですよね。
3月の事故のように、「ニラです!」と言われたら、食べてしまいますよね…。
自分の身を守れるのは、自分しかいません。
ニラとスイセンが混在してしまったら
万が一混在してしまった場合は
匂いを嗅ぐ!ことを忘れなく行ってください。
ニラには、食欲をそそる香りがあります。
スイセンには、臭いがないです。
嗅覚は、日頃から鍛えておくことが、身体を守る上でも大切です。
鼻が効かないの…とおっしゃる方は
葉を一枚一枚バラしてみてください。
ニラは、葉が簡単には分離しません。
スイセンは、簡単に分離します。
何度も、しつこく言いますが
匂いを嗅いでから、召し上がってくださいね。