お彼岸は、秋分&春分の日の前後3日間と言いますが、お彼岸中は行けないので、ちょっとだけ早めですが行って参りました。
実家の墓所には、雷電為右衛門さん(1767年~1825年)のお墓もあります。
毎回、雷電さんの前を通らせていただき、ご先祖さまに会いに行くのですが、必ず石に目を奪われます
その石とは、雷電さんのお墓の前にある、三拾メ目と書かれた石なんですが、最強力士と言われていた彼は、この石を手玉のようにしていたらしいです
おおよそ112kgの重さがあるので、私には両手でもビクともしませんでした
さて、実家のお墓は大正10年に建立していますので古いです
大正時代からの積み重ねを感じながら、手を合わせました。
真ん中にある湯呑なんですが、祖父が愛用していた湯呑です。
祖父が亡くなったのが平成6年で、元気な時に購入したものですから、昭和の匂いがする湯呑になります。
「おはる~おれが死んだら、この湯呑をお墓にお供えしてよ」と言われていました。
形あるものは、いつかは壊れるので、いつまで形を保っていられるのだろうと、彼岸の度に思います。
そして、お彼岸は、私が生きている今!を、感謝する日でもあります。
私が生まれるには、父母がいなければ生まれて来れないし、その父母もそれぞれ両親がいなければ、生まれて来れないのですから、世に生まれて来ることは、奇跡ですよね。
平和な今の時代に生まれた奇跡。
日本に生まれた奇跡。
そして、生きている奇跡。
沢山の奇跡の中で、同じ時代を生きる皆さんと、出会えた奇跡に感謝します。