目(白目)が美しい人は、内臓も元気!
反対に、目の不調や、白目が充血していたり、色が付いている場合は、内臓が不調と言えます。
その理由は、目の内側には、網膜という膜があります。
網膜は、腎臓・神経組織についで、毛細血管が多い場所です。
そして、毛細血管の中は血液が流れています。
血液は、肝臓で解毒・分解されて、身体に必要な成分に加工されています。
当然、肝臓が機能不良になれば、解毒・分解も滞り血液の質も悪くなります。
血液の質が悪くなれば、毛細血管が多い目に現れてきます。
目は、血液の状態が外から見える器官ですので、目を見れば内臓の状態が分かるのです。
目次
肝臓の働き
血液の流れが滞ったり、血液に栄養が不足すると、目に充分な栄養が行き渡らなくなります。
そうすると、目が充血したり、黄色くなったり、ドライアイになったりと、目に異変が起きます。
そうならないためには、栄養や酸素を周辺組織に与え、老廃物を運び出さないといけません。
肝臓は
- 食べ物から得た栄養素を、体内で使える形にし蓄えます。
栄養素が足りなくなると、肝臓から供給します。 - 血液中にある老廃物を、分解・解毒します。
- 肝臓で胆汁を生成し、胆管を通り胆のうで濃縮されます。
濃縮された胆汁は、十二指腸に流れて、脂肪を乳化し小腸で、脂肪を吸収しやすくします。
などの働きがあります。
目を見れば分かる体の状態
目を見れば、ある程度体の状態が分ります。
ここでは、3つ紹介します。
目が黄色くなる、目が赤くなる(充血する)、ドライアイです。
白目が黄色くなる
肝臓が傷ついたり、胆管が詰まることで、血液中のビリルビン濃度が高くなり、黄疸といわれる状態になります。
白目が赤くなる
臓器の働きを、コントロールしているのは自律神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、必要に応じて双方の神経が優位に立ち調節しています。
しかし、ストレスが加わることで、交感神経がたかぶり、内臓に行く血液量が減り、働きが鈍ります。
更に、ストレスによって脳は多くの栄養を(血液)必要とし、血液を蓄えている肝臓が酷使されて、熱を持ちます。
それによって、毛細結果が拡張されて、白目が充血してくることがあります。
目が疲れる
夜、私たちが眠っている時に、肝臓は血液を分解し解毒します。
そして栄養豊富な血液にします。
良質な睡眠が摂れないと、直ぐ目の疲れを感じたり、目にモヤがかかったようなカスミ目となります。
ドライアイ
目を守っているのは、涙です。
涙は、水分と油分と粘液で出来ています。
身体の中の水分が不足して来たり、まばたきをする回数が減ることで、涙が減ってきます。
それをドライアイと言います。
涙の元となるものは、血液なので(赤血球・白血球・血小板は、涙腺を通れない)、肝臓をいたわることが最優先かもしれませんね。
肝臓を強化するには
このように、肝臓の機能が弱くなると、その状態が目に表れます。
では、肝臓を強化するにはどうすればいいのでしょうか?
肝臓を強くするためには、食物繊維を多く摂り、大豆製品を摂るようにします。
大豆には、良質なタンパク質が含まれ、肝臓を修復する作用があります。
また、良質な睡眠を摂ることは、内臓を修復する上でも大切です。
アルコールや薬も、肝臓に負担をかけるので、なるべく控えたいものです。
まとめると、肝臓を強くするためには
- 食物繊維を多く取る
- 良質なタンパク質が含まれる大豆製品を取る
- 良質な睡眠
- アルコールや薬はなるべく控える
ことです。
ご自身の健康を管理する上でも、いつも鏡を見て目をチェックしてみてはいかがでしょうか。