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名前の由来
ヒース(Heath)とは、イギリス北部またはアイルランドにある、農耕に向かない痩せた土地や荒地のことを指す名称です。
そのような場所に群生している植物(低木)を、まとめてヒースと呼んでいます。
ヒースの種類
ヒースと呼ばれている植物は、700種類以上あると言われています。
南アフリカ産ヒース
700種類のうち、600種類は南アフリカ原産で半耐寒性(気温3~5度まで耐えられる)です。
花の色が鮮やかで、ジャノメエリカは、南アフリカ原産となります。
ヨーロッパ産ヒース
耐寒性(0度以下でも耐えられる)があります。
花は、3mm~6mmの花が沢山付きます。
種類は
- エリカ属(Erica)
- ダボエシア属(Daboecia)
- カルーナ属 (Calluna)
3種類あり、ダボエシア属とカルーナ属を英名で、ヘザー(heather)とも呼んでいます。
沢山の種類と呼び名があるので、分り辛い植物ですね
日本では
日本では学名Ericaに属することから、エリカと呼んでいます。
ヒース(エリカ)と呼ばれているハーブは
- エリカ(Erica vulgaris)
- ジャノメエリカ(Erica canaliculata)
があります。
エリカ(Erica vulgaris)
樹高は50センチ位で、枝は横に広がります。
開花時期は8月から、10月にかけて咲きます。
花はタマゴ型でピンク色をしています。
ジャノメエリカ(Erica canaliculata)
日本でも庭木として、植えられています。
樹高は2mくらいまで育ち、花の開花時期は11月から4月頃です。
花は壺のような形をしており、おしべの先端が黒くなっています。
おしべの黒い先端が、花の中から出ている様が、二重丸の中を塗りつぶした形に似ていることから、蛇の目と呼ばれています。
ハーブティー
ヒースと呼ばれている植物が沢山あるので、どれがハーブティーになるのか悩むところですが
ハーブティーとして飲用できるのは、学名がErica Vulgarisという名前の植物です。
ハーブティーとして使用する部分は、花が咲き開く前のツボミです。
市販されているハーブティーでは、ヒースまたはエリカという名前で売られています。
成分
味は、ほとんどしないハーブティーですが、女性にとっては嬉しい成分が入っています。
- アルブチン
- タンニン
- フラボン類
アルブチンは、天然型フェノール性配糖体で、メラニンの合成を阻害する物質です。
日焼けや皮膚への刺激で、シミになってしまった方や、シミが気になる方にオススメです。
また、利尿・殺菌作用もあるので、膀胱炎になりそうな時にもオススメです。
タンニンは、整腸作用があります。
フラボン類は、抗酸化作用があります。
飲み方
飲み方は、お湯150CC に対して、ハーブは小さじ1~2杯です。
味が薄いので、ハイビスカスやローズヒップとブレンドしてもGOODです。
その他の使い方ー化粧水
アルブチン(美白効果)が含まれているハーブなので、飲むだけではなく化粧水としても使いたいもの♪
ヒースを使って、身体の中から、身体の外からキレイになりたいですね。
レシピ
100CCの湯に、ハーブ小さじ3杯を入れます。
掻き混ぜてから、湯が冷めるまで放置します。
湯が冷めたら、ペーパーフィルターなどで濾してから、直接肌につけます。
その日のうちに使い切ってくださいね♪