お気に入りの香りを嗅いだり、身にまとうことは、気持ちを穏やかにしたり、やる気を起こしたりしますね。
精油の効果効能を知らなくとも、好きな香りは、心の底からいやされます。
でも、精油は、飲む事が出来ません。
幾ら身体に良くても、濃縮した精油は内臓を傷める毒性があります。
目次
ハーブティーとして
精油は飲めませんが、生のハーブや乾燥させたハーブを使い、ハーブティーとして飲むことが出来ます。
ハーブティーも植物(ハーブ)により、効果効能が違いますが、健康を維持する飲み物として、いかがでしょうか?
ハーブにお湯を注ぐと、ジュースみたいにキレイな色が出るものもあり、味だけではなく色としても楽しめますね。
また、ノンカフェインのものが多いので眠る前とか、お子さんと一緒に楽しめますよ。
鮮やかなブルー色のティー
ブルー色に染まるハーブティーといえば、ウスベニアオイまたはマロウブルーといいます。
お湯を注ぐと、鮮やかな青色で、時間が経つと紫色に変化していきます。
色の移り変わりを楽しみながら、ゆっくりお茶をいただくのも良いのですが、目の前で一瞬に色を変えることもできます。
魔女みたいに、チチンプイ♪と呪文を唱える・・・ではなくて
レモンを絞って注いだり、カルピスを入れると、ピンク色に早変わり♪します。
色が変わる理由
なぜ色が変わるのでしょうか?
マロウブルーの色は、アントシアニンという色素の一種で、酸性だと赤色に、中性だと紫に、アルカリ性だと緑色に変化します。
アントシアニンは、pHによって分子の構造が変化するので、色が変化するんです。
面白いですね
レモンやカルピスの酸によって、青からピンクへと変化します。
お子様には、カルピス20mlに、80~100mlのマロウブルーティーを注げば、味&色とも喜ばれますよ。
*マロウブルーは、熱湯を注ぐと色が変化しますが、熱湯を注いでも青い色のままのハーブティーは、バタフライピーというハーブティーです。
作用
マロウブルーは、色を楽しむだけではなく、神経を穏やかにする働きもあるので、喉の痛みや咳を鎮めてくれます。
喉の痛みには、水やお湯で抽出したもので(ハーブティー)、うがいをするのもオススメです。
また、粘膜の保護をしてくれるので、胃腸などの不調の時にも、オススメのハーブティーです。
科名 | アオイ科 |
学名 | Malva sylvestris |
使用する部分 | 花弁 |
主要成分 | アントシアニン・タンニン |