心花では、ハンドトリートメントにも力を注いでいます。
「目は口ほどに物を言う」
という諺(ことわざ)がありますが、これは嘘(うそ)をついても、目を見れば真意がわかるという意味です。
それと同じように、爪(つめ)を見ればその人の生活習慣がわかります。
あなたの爪は、どんな形状でどんな色をしていますか?
その前に、手の機能と爪の構造について、お伝えいたします。
目次
手の主な機能
手の機能には、大きく分けて2つあります。
- 物を握(にぎ)る。
- 物を摘(つま)む。
また触った物が、どんな物であるかを大脳に伝える役目をしています。
そして、物を握ったり、摘んだり出来るのは、爪があるからです。
爪の構造
爪は、タンパク質の一種である「ケラチン」から出来ています。
1日に約0.15ミリ、1ヶ月で4ミリ程伸びます。
爪の下は血液が流れていて、水分を得ている時は、爪は透明に見えますが、水分がなくなると白くなります。
白くなる部分とは、爪切りで切っている部分です。
爪を見れば過去がわかる
爪は、4~5ヶ月で生え変わります。
爪の根元から1/2の所に、変形がみられる場合は、2ヶ月前に身体に起こった「不調」です。
爪に縦すじがある
急激に身体に変化が起こると、爪に縦すじが入ります。
- 組織が萎縮するために起こる→老化現象
- 過激なダイエットによる→栄養失調
- 幼児期に見られる→急成長
爪に横すじがある
横すじや凹みは、過労や貧血などを起こすと出て来ます。
爪が割れやすい
爪には脂分がありますが、洗剤や薬品などを扱うと、脂分がなくなります。
脂分がなくなると、急速に水分が蒸発し脆(もろ)くなります。
- 爪を当てる
- 爪を切る
- 爪を引っ掛ける
などの負荷で、剥がれてしまいます。
また、貧血などで末端まで十分な血液が行かないことでも、爪が割れやすくなります。
スプーン状の爪
重度の貧血になると、爪が凹んでスプーンのような形になります。
スプーン爪になった場合は、迷わず病院に行ってくださいね。
爪の色で体内の状態が分かる?
健康的な爪の色とは、どんな色でしょうか?
赤ちゃんの爪を思い出せば、分かりますね。
桜のような淡いピンク色が、健康の証です。
血液に栄養がたっぷり含まれ、血液の流れが良ければ、爪にはツヤがあり丈夫です。
赤みが強い爪
リンゴのような赤い爪は、赤血球が異常に多くなると赤くなります。
また、顔面が赤くなったり、頭痛や目の充血がなどがある場合も、病院で診て貰ってくださいね。
(脳血栓や心筋梗塞の危険)
白い爪
爪の下を流れる血液が、不足していると、栄養が行き渡らず白っぽく見えます。
(貧血・腎臓の不調・爪水虫)
紫色の爪
血液の停滞や、血行が悪くなると爪が紫色になります。
(心臓の障害)
爪を見れば利き手がわかる
よく使う手ほど、代謝がよくなり爪の成長もよくなります。
親指の爪を見てください。
利き手がどちらか分かりますか?
正解は、右利きです。
若干、右の爪が大きいですね。
以上のことから、爪の成長の仕方や色によって、身体の中で起こっていることや、栄養状態がわかります。
たまには、健康のバロメーターとして、爪をチェックしてみてくださいね♪