心とカラダのブログ

リツエアクベバ(メイチャン)

リツエアクベバは、クスノキ科の植物で、5~12mくらいの高さまで生育します。
木部は、家具などに使用されています。
また

  • メイチャン
  • チャイニーズペッパー
  • リトセア
  • マウンテンスパイスツリー

などの呼び名(別名)もあります。
和名は、アオモジまたは、ショウガノキといいます。

目次

香り

蓋を開けた直後は、甘みがあるレモンの香りがしますが、暫く経つとスパイシーなレモンの香りになります。

シトラールの含有量が、レモングラスとほぼ同量であることから、レモングラスと香りが似ています。

 

私の個人的な思いですが、子どもの頃に舐めていたドロップスを思い出します。

口の中にドロップスを入れて、味を楽しみつつ、何して遊ぼうかなとワクワクしていた記憶。

もう戻ることは出来ないけれど、甘く切ない気持にもなります。

また、スパイシーな香りなので、身体がポカポカして来て、子どもの体温ともリンクして来ます。

 

人それぞれ、香りを嗅いだ時に、記憶の中の何かとリンクしますね。

この精油の香りを嗅いだときに、あなたなら何を想像しますか?

 

普段は忘れていたことが、香りによってよみがえる。

嗅覚は、においを感じる感覚器官ですが、鼻から入った香りが最終的に行き着く場所が、古い脳と言われている大脳辺縁系です。

大脳辺縁系は、何をしている場所かと言いますと、自律神経(生命維持装置)のコントロールや、記憶を司っています。

そして大脳辺縁系に、ダイレクトに働きかけれるのが、「香り」なんですね。

以前、「香りによって神経細胞を目覚めさせる」でも書きましたが、味覚障害が出た90代の方が、毎日香りを嗅ぐことで、味覚が戻ったということがありました。

脳を活性化させている証拠ですね

主な成分

  • シトラール
  • リモネン
  • リナロール
  • β-カリオフィレン
  • シトロネラール
  • ゲラニオール

作用

  • 鎮痛・消炎・消臭・血管拡張作用
    (シトラール)
  • 鎮静・血行促進作用
    (リモネン)
  • 鎮静・血圧降下作用
    (リナロール)
  • 抗炎症・抗ウィルス作用
    (β-カリオフィレン)
  • 抗炎症・鎮痛作用
    (シトロネラール)
  • 鎮痛・鎮静作用
    (ゲラニオール)

リツエアクベバは、気持ちを鎮める作用と、高揚させる作用をあわせ持っています。

  • イライラしてる時は、気持ちを鎮めてくれる。
  • 落ち込んでいる時は、気持ちを軽くしてくれる。

その人にとって、正しく必要なところに、働きかけてくれる精油です。

また、皮脂のバランスを整え、皮膚を清潔に保つ働きがあるので、デオドラント剤の成分としても使われています。

元気が出ない時、身体をサッパリさせたい時に、いかがでしょうか?

 

科名 クスノキ科
学名 Litsea cubeba
産地 中国・マレーシア
採油方法 果実の水蒸気蒸留法
揮発速度 トップノート

リツエアクベバは、別名リトセアとも言われていますが、リトセアの学名はLitsea citrataで、リツエアクベバはLitsea cubebaとなります。

購入の際は、学名を確認してくださいね。

NG妊婦さんには使えません。

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