朴(ほお)の木は、日本の山で、よく見かける木です。
落葉高木で、なかには30m にもなる巨木もあります。
花は、5月頃に咲きます。
また、樹皮には薬効成分があり、皮を剥いで乾燥させて使用します。
胃腸薬や咳止め等の、漢方薬として使われています。
また、樹皮には美白効果もあります。
シミの元になるメラニン色素は、チロシナーゼという酵素が、活性化することにより、色素が変化します。
このチロシナーゼという酵素を、抑制する働きもあるので、シミに悩む女性にとっても嬉しい効能ですね。
目次
朴葉(ほおば)を探して
私の母は、小さい頃に朴の葉で、おにぎりを包み持ち歩いていました。
抗菌作用もあり、食べ物の保存にも優れていたようです。
母の実家があった場所にも(福井県今立郡池田)朴の木がありますが、高い木なので、葉を取るのも一苦労します。
山に登るたびに、母は「朴葉が欲しい」と言いますが、木に登らなければ取れない場所であったり、谷間に自生していたりと、取りに行けない場所にあることが多いです。
朴葉めしの作り方
地域や、ご家庭により、作り方や食べ方は変わると思いますが、ご参考までに
- 炊き上がったご飯で、おにぎりを作ります。
- おにぎりを、朴葉で包みます。
- 朴葉の香りがご飯に付くまで、寝かせて置きます。
- 香りが付いたら、おにぎりに、きな粉をまぶして食べます♪
朴葉味噌の作り方
- 味噌に、適量の葛(くず)を混ぜます。葛がない場合は、片栗粉でも可能。
- 味噌がねっとりとしたら、朴葉で包みます。
- 味噌を包んだ朴葉を、網またはフライパンで焼きます。
- 香ばしい香りげして来たら、出来上がり♪
朴葉の葉を手に入れるのは大変ですが、葉を利用した料理は簡単に出来ます。
朴の花の精油
朴の花は、さすがモクレン科の植物だけに、放つ香りは芳しいです。
高い所で花を咲かすので、なかなか嗅ぐことは出来ませんが、今年(2014年)の夏に四国に旅行に行った先で、精油を手に入れることが出来ました。
その時の喜びは、正しく天にも昇る~と言う感じでした。
香りを言葉で表現は出来ませんが、白檀(びゃくだん)とクチナシの花を足したような、香りに感じました。
この精油を利用して、ルームフレグランスを作ったら、気分が落ち込む日も、HAPPYになれるかも♪
練香を作り、香りを持ち歩くのも良いですね。
アロマサロン心花では、アロマを利用したグッズ作りも出来ます。
この機会に、いかがでしょうか?
科名 | モクレン科 |
学名 | Magnolia obovata |
産地 | 北海道から九州 |
抽出方法 |