スーダン・ソマリア・南アフリカなど、乾燥した高地に自生する植物です。
ミルラは、樹高が3メートル程の低木です。
白い花をつけ、葉に芳香があります。
樹脂から精油を抽出しますが、フランキンセンスと同様に、古代から珍重されてきた香料です。
防腐効果が高いため、ミイラ作りに用いられ、ミイラの語源にもなった植物です。
和名では没薬(もつやく)。→検索キーワードに引っ掛かるのは「ぼつやく」ですが
目次
主な成分と作用
- クミンアルデヒド
抗ウィルス・防腐作用 - リモネン
抗ストレス・鎮静・消臭作用 - α-ピネン
強壮・血行促進・抗菌作用 - オイゲノール
殺菌作用
香り
香りは、甘苦いジャコウを連想させるような香りです。
クミンアルデヒドが入っていることから、歯医者さんの薬のニオイと表現される方もいらっしゃいます。
単体で香りを楽しむより、香りを保つ性質があるので、トップノートまたはミドルノートの香りと合わせるのがオススメです。
オススメの使い方
冬になると、しもやけ・ひび・あかぎれなどで辛い方は、特にオススメです。
朝晩のスキンケアとして使用されると良いです。
材料
(30グラム作る場合)
- ミツロウー10グラム
- 植物油(ホホバ・マカデミアナッツなど)ー20CC
- ミルラー6滴
- ケース
作り方
- ミツロウと植物油を小さな鍋に入れて、湯煎にかけます。
- 完全に溶けたら、クリーム状になるまで冷まします。
冬は直ぐ固まるので要注意 - かき混ぜながら、精油を入れます。
- ケースに流し入れて、固まったら出来上がりです。
1ヶ月で使い切ってください。
科名 | カンラン科 |
学名 | Commiphora myrrha Commiphora abyssinica |
産地 | エジプト・ソマリア・モロッコ・エチオピア |
採油方法 | 樹脂・水蒸気蒸留法 |
揮発速度 | ベースノート |