木枠(中央はガラス板が付いている)に、脱臭した脂(牛・豚などの脂肪)を塗りつけます。
その脂に花片を並べて、花の芳香成分を脂に移します。
2日程経ったら、新鮮な花片と交換します。
それを30日間続けて、芳香成分が脂に移ったら(ポマードという)、エチルアルコ-ル使い、脂から芳香成分を取り出します。
その後、アルコールを除去します。
アンフルラージュ
常温で芳香成分を吸着させる場合は、冷浸法(アンフルラージュ)と呼びます。
マセレーション
60~70度に加熱した油脂を使用する場合は、温浸法(マセレーション)と呼びます。
花の精油が加熱した脂肪に染み込んだら、冷却後エタノール処理をして精油を採取します。
アンフルラージュにするか、マセレーションにするかは、摘み取った後も香りの発散と生成が行われているかに因り、方法が変わります。
アンフルラージュ→摘み取った後も、香りの発散と生成が変わらない花。
マセレーション→摘み取った直後に、香りの発散の生成が変わる花。
現在、油脂吸着法で採取された精油は、わずかしか流通してません。