イギリス人のパウチャーさん(W.A.Poucher 1955)は、室温16度の条件下で、試香紙につけた香りが、香ってから消えるまでの持続時間を、人間の嗅覚を頼りに数値化しました。
パチュリという精油は、セスキテルペンアルコールや、セスキテルペン炭化水素、オイゲノールなどを含有し、香りの蒸発が遅い精油です。
そしてパチュリの香りの持続が、100日以上継続することから、パチュリを100と決めて、それをもとに香りの持続日数を割り当てた数値を、パウチャー指数といいます。
目次
トップノートとは
1日以内に蒸発してしまう香りは「1」と定め、これを基に1~14日続く香りをトップノートといいます。
(例)みかんの皮を剥いたときに、直ぐ香る香りのこと。
ミドルノートとは
15日~60日まで続く香りを、ミドルノートといいます。
ベースノートとは
61日~100日まで続く香りを、ベースノートといいます。
精油をパウチャー指数で表すと
トップノート | ユーカリ(4)、ラベンダー(4)、グレープフルーツ(6)、ベルガモット(6)、レモン(6) |
ミドルノート | メリッサ(17)、マージョラム(18)、クラリセージ(20)、ローズマリー(21)、 |
ベースノート | パチュリー(100)、乳香(100)、ベンゾイン(100)、サンダルウッド(100) |
パウチャーさんのお蔭で、香りも数値化されて、扱いやすくなったということですね。
パウチャー指数を利用して香水を作る
トップノート・ミドルノート・ベースノート、それぞれの中から好きな香りを選び、ブレンドして、香りの移り変わりを楽しむ方法もあります。
例えば
- スイートオレンジ(トップノート)
- ネロリ(ミドルノート)
- フランキンセンス(ベースノート)
など、ブレンドをします。
または、同じ系統(フローラル・柑橘・ハーブ・樹木・樹脂・エキゾチック・スパイス系)の精油だけで、香りをブレンドして楽しむ方法もあります。
例えば
- ラベンダー(フローラル系)
- ゼラニウム(フローラル系)
- ローズオットー(フローラル系)
など、ブレンドします。
同じ精油でブレンドをしても、精油を入れる割合で香りの印象も変わるので、毎回新しい発見があります。
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