気温の上昇に伴い、汗をかくことは良いことではありますが、気になるのは汗臭さですね。
汗にも、臭わない汗と臭う汗があるのはご存知でしょうか?
ほぼ全身から出る汗は、エクリン腺から出る汗で、体温調節などを担っています。
いっぽう臭う汗は、アポクリン腺から出る汗で、外耳道(耳の穴入口から鼓膜まで)・脇・乳輪・陰部などから分泌されています。
アポクリン腺から出る汗には、アンモニア・脂肪・鉄分などが含まれており、それらの物質と皮膚にある常在菌によって「臭い」になるということです。
また、日本人は諸外国の皆様方に比べると、体臭は少ないと言われていますが、それでも当人にとっては気になるものです。
- 隣の人に臭いって思われてないかしら?
- ちゃんと洗ったけれど、何か臭うような?
心配ですよね…。
目次
ここをチェックすれば、臭う汗が多いか少ないか分かる
臭う汗は、アポクリン腺から出ます。
アポクリン腺が存在する場所は、外耳道・脇・乳輪・陰部などですね。
脇・乳輪・陰部などは、衣服などで汗を拭き取ってしまうので、汗をかかない時は気づきにくいものですが、外耳道の状態を見れば直ぐ分かります。
綿棒などで耳の穴を掃除をした時に、ねっとりした耳垢が付いていませんか?
ねっとりした耳垢でしたら、アポクリン腺が活発な可能性大です。
無臭にする方法
皮膚を清潔に保つことは勿論、食事にも気をつけたいものです。
肉などの動物性脂肪は、アポクリン腺の働きを活発にさせてしまいます。
肉を魚に変えるなど工夫が必要です。
ストレスを減らす
アポクリン腺から出る汗は、アドレナリンという神経伝達物質によって支配されています。
アドレナリンは、交感神経が興奮した状態「闘争か逃走」を促すホルモンと言われており
簡単に言いますと
生命の維持のために、戦うか逃げるかを即時に行動に移すホルモンです。
その状態の時は、過剰なストレスがかかった状態ですから、臭いを断ち切るためにもストレスは大敵です。
汗を抑え、雑菌の繁殖を抑える食品!?
食べ物やストレスに注意しても、なかなか結果が出るまでには時間がかかります。
でも、臭いは待ってはくれません・・・。
早く解決したい方に朗報?です。
まず、アポクリン腺から出る汗のpH(ペーハー)は、6.7~6.9で中性です。
タンパク質を含むために、皮膚常在菌などの雑菌の影響を受けて、臭いを放ちます。
汗を抑えて、なおかつ雑菌が繁殖しないpHにするものと言えば、食品添加物として使われる「ミョウバン」が最適です。
ミョウバンは安価ですしね^^;
ミョウバンに含まれるアルミニウム塩が、汗腺を抑えてくれます。(理由は諸説あり)
そして、ミョウバンが水に溶けると酸性になります。
デオトラントスプレーの作り方
ミョウバンは、粉タイプと粒(顆粒状)タイプがあります。
粒タイプの方が扱いやすいので、粒の購入をオススメします。
材料
- 焼ミョウバン・・・16グラム
- 水道水・・・500ml
- ペットボトル・・・1本
レシピ
- キレイに洗ったペットボトルに、ミョウバン16グラムを入れます。
- 水を注ぎ、よく振り混ぜます。
- 暫く経つと、下に沈殿しますので、再度振ります。
- 1晩置くと、白濁した水が透明になり出来上がり♪
アレンジ編
ミョウバンは、ほぼ無臭です。
ミョウバン水に、香りを足して気分も上々
嫌な汗を撃退出来るかも
作ったミョウバン水に、緊張やストレスをやわらげるラベンダーと、殺菌効果があるティートリーをブレンドします。
レシピ
- ミョウバン水・・・50CC
- ラベンダー精油・・・5滴
- ティトリー精油・・・5滴
- 無水エタノール・・・5ml
- 無水エタノールに、精油を各5滴垂らします。
- 1とミョウバン水を混ぜ合せます。
- 出来上がり♪
上級編
ミョウバン水を肌につけた後、肌を乾かさないとなりません。
また、汗をかいたら小まめにスプレーをしなければなりませんので、ちょっと面倒ですよね
そこで
- 肌に馴染みが良いクリーム状であること。
- 塗った後もサラッとしていること。
それらを兼ね揃えたレシピを、ご紹介いたします。
<レシピ>
用意するもの
- ミョウバン水・・・50CC
- アロエベラジェル・・・小さじ1
- ホホバオイル・・・5CC
- 精油(ラベンダー、ティートリー)・・・各5滴
- 蓋付きの容器(50グラム入るもの)
<作り方>
- ホホバオイル5CCに、精油を各5滴入れます。
- アロエベラジェル小さじ1と、1を入れて良くかき混ぜます。
- 2にミョウバン水を、少量ずつ入れてかき混ぜます。(1度に入れると分離します。)
- 出来上がり♪
注意事項
保存期間は、ミョウバン水は冷暗所で、1ヶ月以内に使い切ってください。
アレンジ編・上級編で作成したものは、1週間以内に使い切ってください。
ミョウバン水は、肌表面が乾燥しますので、お肌が弱い方はパッチテストを必ず行ってください。
お肌に変化(灼熱感など)が起きた場合は、水で洗い流してください。
作成してみて、良いものが出来ましたら、こちらで更新したいと思います。
気が向いた時にでも、ご覧になってくださいね。